子どもと過ごしていると、子どもとの過ごしの中で不安になることはありませんか?
「テレビやゲームばっかりで、うちの子大丈夫かしら…」
「子どもと遊んであげたいと思うけど、何をしたらいいか分からない…」
このままじゃいけない。と頭の片隅に感じても
「まあいっか」と先延ばしにしている経験がある人もいるのではないでしょうか?
子どもと何をして遊べばいいか分からない
気づけばテレビやゲームで一日終わっている
遊びがマンネリ化している
こんな悩みを抱えたあなたに、ぜひとも読んでいただきたい記事となっています。
今回の記事では、大人もよく知る〝おうちで遊べるおもちゃ〟を3つ紹介します!
よく知っているおもちゃなので、遊びを導入しやすい点が大きなメリットですよ^^
遊び方も有名な〝あの〟おもちゃですが、
遊びによる発達のポイントについて考えたことはあるでしょうか?
今回の記事では「幼児」を対象としてお伝えしていこうと思います。
遊ぶだけで、子どもが成長してると思うともっと一緒に遊びたくなりますよ!
合わせて、遊び方のバリエーションも紹介していますので、参考にしてみて下さいね^^
ルールのある遊びの重要性
今回紹介するおもちゃは「オセロ」「黒ひげ危機一髪」「トランプ」の3つです。
どれも聞いたことがあるものばかりのことと思います。
これらはすべて、ルールのある遊びです。
ルールのある遊びは、幼少期の発達においてとても重要な役割を持っています。
- ルールを守る、楽しさや大切さを学ぶ
- コミュニケーション力の向上(やりとり)
- 思いを伝える、相手の思いを聞く力の向上(話し合い)
- 感情のコントロールを学ぶ
- 一緒に遊ぶ満足感や、遊びを成し遂げた達成感を感じる
このような役割が挙げられるでしょう。
楽しく遊ぶ中で、ルールを守る必要性やルールを守って遊ぶ楽しさを感じることができるでしょう。
また、ルールのある遊びの中では自然とコミュニケーションを取ることとなるでしょう。例えば、
「つぎ、誰の番~?」「鬼決めしよう!」「~くん、強いねえ^^」
鬼ごっこやすごろくといった遊びを想像すると、こういったやりとりが思い浮かびます。
自然と会話が生まれ、自然と相談する場面が生じるのです。
さらに、ルールのある遊びには〝勝ち負け〟という結果が伴うことも多いです。
その中で、「悔しい気持ち」「悲しい気持ち」などの感情の起伏を経験することでしょう。
泣いたり起こったりすることもありますが、その中で感情のコントロールを学んでいくのです。
そして、友達と思い切り遊ぶことで満足感が得られ、
友達と考えながら遊ぶことで達成感を得ることもできるのです。
ルールのある遊びの経験は、社会の中で暮らすための基礎を養うことに繋がります。
社会に出ても、必要なスキルを友達とルールのある遊びをすることで、獲得することができるのです。
子どものうちにルールのある遊びをたくさん経験することが、必ず役に立つときが来ますよ^^
3つの遊びに共通する発達のポイント
今日紹介する、3つのおもちゃは遊びの中にさまざまな発達のポイントがあります。
そのうちの一つが先ほど紹介した「遊びでルールを経験すること」です。
ここでは、その他の3つのポイントに絞って見ていきましょう^^
手先の巧緻性
手先の巧緻性とは、手先の器用さのことです。
- ボタンの付け外し
- お菓子の袋を開ける
- 工作
- ビーズやLaQ、レゴブロックなどの小さなおもちゃ
これらは手先の器用さが必要なことのごく一部です。
日常生活を思い浮かべるだけで、手を使うことって
思っているよりもたくさんあるんですよ!
では、手先の器用さに欠ける、つまり手先が不器用だと、どのようなことが起こるのでしょうか。
- お箸が持てない
- 工作が苦手
- ものの扱いが雑(なように見える)
このような姿が見られることがあります。
不器用であることは、子ども自身が〝うまくいかない〟という思いを抱えていたり
おうちの方が〝なんでできないの〟なんて思ってしまうことにも繋がってしまうのです。
遊びで手先の器用さ得られたら最高ですね!
TRY!
軍手を2枚重ねて手に付けてみて下さい。
手先が不器用なお子さんの感覚ってこんな感じなんです…
空間認知能力
空間認知能力とは、それぞれの物体がある場所・向き・大きさ・姿勢・形・速さ・物体どうしの位置関係などをすばやく正確に認知する力のことです。
大人であれば、地図を見る時「地図上で進む方向を読む力」や「地図のどの位置にいるか俯瞰してみる力」などがそれにあたります。
子どもであれば、「小学生の図形問題を解く力」「キャッチボールがうまくできる力」などが挙げられるでしょう。
知育玩具や折り紙といったおもちゃ遊びだけでなく
鬼ごっこや木登り、ジャングルジムに滑り台などの運動遊びでも空間認知能力を高めることができますよ。
集中力
遊びの中でも今回紹介すものは「集中力」を必要とします。
なぜなら、ジャンケンのようにすぐに結果が出るものではないからです。
集中力
オセロ
白黒の石が特徴的なオセロ。
ひっくり返しながら移り変わる盤面の様子が楽しいゲームです。
発達のポイント
オセロを遊ぶ中で
- ルールの理解(ルールのある遊び)
- 勝ち負けがある(ルールのある遊び)
- 石を置く位置(空間認知)
- 石をつまむ・ひっくり返す(手先の巧緻性)
- 最後まで向き合う(集中力)
といったことが必要になります。
石がたくさん並んだ中で
周りのものが動かぬようひっくり返す作業は意外と大変なものです。
また数が増えるほど、たて・よこ・ななめの位置関係をつかむのが難しくなってきます。
まずは、一緒にやりながらルールを覚えたり、成功した経験が積めるとよいでしょう。
遊び方のバリエーション
ここでは、2つご紹介します。
全部並べて競争
速さ比べで勝ち負けを決める遊び方です。
本来のルールよりも単純ですが、気がせって意外とうまくいかないものです。
- オセロを白黒同じ数ずつになるように並べます。
- 秒数を決めます。(10秒程度から始めるとよいでしょう)
- 自分の色に返していきます。
石が飛び散るほど白熱するかも!?笑
片付け競争
オセロは石をしまうための、付属ケースがあることが多いです。
なければ袋などの入れ物でもよいでしょう。
並べんでいる石をどちらが早くしまえるか競争します。
オセロ勝負に負けた後、数が少ない分勝率アップできます!
片付けもでき、一石二鳥です^^
黒ひげ危機一髪
黒ひげ危機一髪が初めに発売されたのは、なんと1975年だとか!
まもなく50周年を迎える歴史あるおもちゃなんです。親子三代で楽しめるかもしれませんね。
遊び方も「剣を刺したら黒ひげ海賊が飛ぶ」という単純明快でわかりやすいというのも、人気のポイントかもしれませんね。
発達のポイント
黒ひげ危機一髪を遊ぶ中で
- ルールの理解(ルールのある遊び)
- 勝ち負けがある(ルールのある遊び)
- 剣を穴に差し入れる(手先の巧緻性)
- 最後まで向き合う(集中力)
- ドキドキを人と共感する(人間関係)
といったことが必要になります。
黒ひげ危機一髪の剣は入れる部分は縦に長い形ですよね。
縦・横の向きを確認し、入れるという力が必要です。
また、このゲームの醍醐味であるのが「いつ飛ぶか…」というドキドキ感を楽しむことですよね。
他の人の番を見守り(自分の番だけ楽しむのではなく)、一緒に緊張感を味わうことが出来れば、気持ちを通わすことにつながりますよ。
家族と一緒に楽しむことで、コミュニケーションも取れるでしょう!
遊び方のバリエーション
ここでは、2つご紹介です!
黒ひげが飛んだら負けor勝ち!
黒ひげが飛んだ時にのパターンを変えるだけでも盛り上がります!
さっきは負けたのに、同じ状況でも勝てる!もう一回同じ場所に剣を刺そうと、記憶をたどろうとする様子もあるかもしれませんね。
飛んだら~
黒ひげを飛ばした人が罰ゲームという遊び方をしたことがある方も多いと思います。
子どもと遊ぶ中では、罰ゲームの部分をアレンジして楽しむのがおすすめです!
例えば、「飛んだら、黒ひげ捕まえる」「飛んだら、お風呂」「飛んだら、おやつ」など、何でもありで楽しめます^^
トランプ
トランプの魅力は
- 誰でも知っている
- 遊び方のバリエーションがたくさんある
- 簡単に手に入る
といったことがありますね。
一家に一つあって間違いないアイテムです!
発達のポイント
トランプを遊ぶ中で
- ルールの理解(ルールのある遊び)
- 勝ち負けがある(ルールのある遊び)
- 最後まで向き合う(集中力)
- 記憶力
- 数の理解
- 形の認識
といったことが必要になります。
トランプは遊ぶ際に枚数を減らすことで、小さな子から楽しむことが出来るのがポイントです。
遊び方にもよりますが、始めは「1~3を2種だけ」と極端に減らしてもOKです。
数字、物の数を合わせて見ることが出来るので感覚的に数に触れて覚えていくことが出来るでしょう。
遊び方のバリエーション
ここでは、一般的なトランプゲームではない遊び方を紹介していきます。
マッチング
並べたトランプを「同じ数ごと」や「同じマークごと」に分けて重ねます。
同じ形を認識して集めるだけの単純な遊びです。
トランプの枚数を変えることで、小さい子から楽しめます。
また、黒vs赤でどちらが同じ数ごとに集めるのか早いのか競争形式にすれば、年齢が上がっても楽しめるでしょう。
宝探しゲーム
家中にトランプのカードを隠し、探すゲームです。
ただ、探すもよし。
探して、1から順に並べるもよし。
黒vs赤で競争するもよし。
意外と盛り上がるんです!
子どもに隠してもらうのも、面白いですよ^^
トランプが迷子にならないように気をつけてくださいね。笑
まとめ
雨の日や長期休みの過ごし方に悩み、ただただテレビ画面に対峙するだけの過ごしとなれば
- 集団で遊ぶ力
- 手先の器用さ
- 空間認知能力
- 集中力
といった、子どもの成長に欠かせないものを得ることはできません。
友達と遊ぶ楽しさや集中力、さらには視力などを失うことに繋がってしまうのです。
皆さんもよく知る「オセロ」「黒ひげ危機一髪」「トランプ」で遊ぶだけで
自然とたくさんの力を養うことができます。
また、子どもの発達ももちろんですが
家族と遊ぶ楽しさを感じ、自然とコミュニケーションを取るということも
成長に欠かせないポイントです。
子どもにとっては、家族で遊びを経験することで、
幼稚園や小学校で自信を持って参加するきっかけにもなりますよ!
皆さんもよく知る「オセロ」「黒ひげ危機一髪」「トランプ」には
発達のポイントが盛りだくさんでした!
簡単に手に入り、新たな知識不要ですぐに遊べます^^
ぜひ子どもと楽しく遊んでみて下さいね!!