少しずつ気温が上がってくると、水遊びをおうちで楽しむご家庭も増えるのではないでしょうか。
「子どもは楽しそうだけど、準備も片付けも大変。」
「冷たくて気持ちいい!以外にやる意味ってある?」
このように感じてしまうこともありますよね。
実は水遊びは楽しいだけでなく、さまざまな効果を得ることができるのです!
この記事では、水遊びで得られる効果5つと水遊びにおすすめのアイテムをご紹介します。
楽しいだけじゃないと分かれば、準備や片付けの心持ちも変わってきますよ!
おすすめアイテムも人気商品が多いので、夏本番には売り切れる場合もあるので、早めにゲットしてくださいね!
水遊びで得られる効果5つ
水遊びは子どもにとって楽しいものです。
そして、楽しいだけでなく5つの効果を得ることができます。
五感を刺激する
水遊びは五感を刺激する遊びです。
五感とは、「見る」「聞く」「嗅ぐ」「味わう」「触れる」という5つの感覚です。
気候によって変わる、水の輝き。
風によって変わる、水面の変化。
水の跳ねる音、虫や鳥の鳴く声。
地面から水が蒸発する時の雨上がりのようなにおい。
水の冷たさや、水が体を伝っていく感覚。
水遊びの中で、目や耳、手や足と全身を使ってさまざまな感覚を体感することができます。
全身で「五感をフルに使って体感すること」は子どもを成長させる大きなポイントです。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感を使った体験をすることがとっても大事なんですよ。
そういう五感をフルにつかった感動体験がドーパミンを出す脳の回路を強化するんです。
でも今は、僕の周りのお子さんを観察していても、デジタルの情報から入ってしまうので、なかなかその生の感動体験に行けないんですよね」。
※ドーパミン…嬉しいこと・楽しいことがあると分泌される脳内の神経伝達物質。これが出ることで意欲が高まり、積極的に物事に取り組むことができる。
https://www.google.com/url?q=https://www.gakken.co.jp/homestudy-support/useful-info/21182/&sa=D&source=docs&ust=1682037367460036&usg=AOvVaw0lOwKxAPBqLMcmRZSAyC2d
著名な脳科学者・茂木健一郎さんもこのようにおっしゃっていましたよ。
バランス感覚
実は、水遊びでバランス感覚を養うこともできます。
水中に入ることによって浮力や水の抵抗を感じるため、いつもと同じようには動けません。
うまく動くためには、水中でバランスとる必要があるため、自然とバランス感覚を養うことができるのです。
水遊びは理科の第一歩
水はとても身近な科学です。
自由に形を変えること
高いところから低いところへ流れること
温度による変化
重さによる浮き沈み
水遊びの中だけでも、いろいろなことに気づくきっかけとなるでしょう。
お勉強としてではなく、遊びの中で体感する学びは理想的ですね。
身体能力
水の中で動くことは、とてもたくさんのエネルギーを必要とします。
浮力や水の抵抗があるために、日常生活で使うことのない筋肉やエネルギーを消費し、筋力や体力の向上を望むことができます。
非認知能力が養われる
「生きる力」の土台として最近注目されているのが非認知能力です。
IQや学力といったテストなどで評価している能力を「認知能力(cognitive skills)」と言います。一方、物事に対する考え方、取り組む姿勢、行動など、日常生活・社会活動において重要な影響を及ぼす能力を「非認知能力(non-cognitive skills)」と言います。
非認知能力の具体例
自己肯定感
やる気
集中力
忍耐力
感情コントロール
判断力
行動力
社会性
ポジティブ思考
想像力
非認知能力の具体例を見ると、その重要性がわかりますね。
水遊びをする中で、自分で考えてやってみる場面が多々出てきます。
その中で自然と非認知能力が育っていくのです。
水遊びの注意点
水遊びは、毎年のように事故の報告があるなど、怪我や事故のリスクがあります。
水遊びを子どもたちが安全に楽しむために、5つの注意点を確認しましょう。
目を離さない
子どもが水遊びをする際は、目を離さないようにしましょう。
目を離した一瞬の間に、子どもは大人が予想できないような行動をとることがあります。
「少しの間だけ」
「水も少ないし」
このように思っている方は要注意です。
子どもは水深が10㎝しかなくても、溺れてしまう可能性があります。
子どものそばにいられるように、時間など余裕を持って水遊びをさせましょう。
体を冷やしすぎない
水遊びを長時間行うと、体が冷えて風邪を引いてしまいます。
体の冷えに注意して、20〜30分程度で水から上がり、体を休ませてあげてくださいね。
体の水気をしっかり拭きとることで、蒸発による体の冷えも防ぐことができます。
熱中症・日焼け対策を
水遊び中でも、水分不足、気温や湿度といった状況から熱中症が起こる可能性があります。
まだ、暑さに弱い小さな子どもは要注意です。
水分補給、休息を心がけましょう。
また、紫外線への注意も必要です。
子どもの肌はまだ弱いため、場合によりやけどのような症状を引き起こすこともあります。
日焼け止めや帽子、ラッシュガードなどによる日焼け対策をするようにしましょう。
子どものペースで
子どもによって水遊びの楽しみ方はそれぞれです。
水に触れることを楽しむ子
じょうろで水を流して楽しむ子
思い切り水を浴びて楽しむ子
その子のペースを崩して無理に水をかけたり、水に入れさせたりすると、水を嫌いになってしまう可能性があります。
子どものペースに合わせ、見守ってあげることが大切です。
遊んだら休息を
水遊びは、思っている以上に体力を使います。
さらに、いつもと違う遊びにテンションも上がり運動量も増していることでしょう。
水遊びのあとは、ゆっくりとした過ごしを心がけ休息できるようにするといいですね。
水遊びでできる簡単実験4選!
水遊びのついでに、簡単な実験にチャレンジしてみませんか?
お勉強ではなく、遊びの中で経験、体感することが大きな学びへと繋がるでしょう。
色の変化
水遊びでできる実験として定番な色水遊びです。
透明な容器に絵の具を少量入れれば色水の完成です。小さな子どもと行う場合は、口に入れても心配のない、食紅を使うとよいでしょう。
色が混ざるとさまざまな変化をしますよね。
大人の知識を押し付けるのではなく、子ども自身が変化に気づけるようにするといいでしょう。
使い捨てのプラカップは色の変化が分かりやすく、処理にも困らないのでおすすめです!
性質の変化
性質の変化というと難しく感じますが、とても簡単!
「氷を準備」するだけでいいんです。
氷が水へと変化する過程を楽しむことができるでしょう。
また、氷をさまざまな大きさで用意をすれば、溶けるスピードの変化にも気づけるかもしれませんね。
浮力
家にある、濡れてもよいものを集めてみてください。
おもちゃやキッチン用品、ペットボトルなどの廃材など何でもOKです。
それぞれ、浮くものや沈むものがありますよね?
子どもと一緒に浮くもの探し、沈むもの探しといった遊びをしても楽しめるでしょう。
おすすめ水遊びアイテム5つ紹介!
おうちでの水遊びをさらに楽しいものとするアイテムを紹介します!
まとめ|水遊びで楽しい夏を過ごそう!
水遊びを楽しむ中で、五感を刺激し、バランス感覚を養い、体も鍛えられ、理科も学べ、非認知能力も手に入ります。
夏は水遊びを唯一楽しむことができる、子どもにとっては特別な時。
ちょっとした実験やプラスアイテムでもっと楽しい水遊びタイムにしてくださいね!